東京都渋谷区は2016年10月、保育所型の認定こども園を代々木公園内に開設します。

 同施設は国家戦略特区の規制緩和を活用して開設されます。54万㎡という広大なスペースがあり、渋谷区の中心という好立地であることなどから、設置場所として採用されました。施設自体は原宿門の近くに建設される予定で、駅からのアクセスも抜群です。

 都内の他の自治体と同様に、渋谷区も待機児童解消に課題を抱えています。2016年4月時点で同区の待機児童数は315人(前年は252人)。区の公共施設内に保育所を造るなど対策を進めてきたが、最も大きな課題は用地の確保でした。今回公園の敷地が利用できることで、施設では128人分の定員を充足できる見込みです。

 渋谷区の保育施設の緊急整備に携わる担当課長は、「保育事業者が考える内容」としながらも、保育の間、公園内の資源を活用するよう事業者に促していくといいます。都内では、園庭がなかったり、園庭のスペースが狭かったりする施設が多い中、外遊びも充実しそうな同施設。公園内に保育施設を造る動きは荒川区や世田谷区などにもあり、今後の広がりが注目されます。